男でも買えるアフターピルはない！避妊できていなかった時に男性がとるべき対処法

「避妊できたか不安…アフターピルって、男でも買える？」

「アフターピルを安全に手に入れるには、どうしたらいい？自分にもできることがある？」

彼女との性行為で妊娠の可能性が高い性行為を行なったとき、彼女はショックを受けて沈んでしまうし、最悪の空気になるしで、どうしたらいいか分からなくなってしまいますよね。

そんな中、アフターピルという方法に、解決を見出そうとしているあなたの判断は、間違っていません。

とはいえ、残念ながら、男性にはアフターピルを買うことができません。

例外として、個人輸入（輸入代行）という手段なら入手可能ですが、個人輸入（輸入代行）は、そもそも違法行為で、あらゆる面でリスクが高いので、利用しないでください。

アフターピルを入手する方法は、以下3つです。

（1）オンラインピル診療・処方：クリニックの予約や支払いは、男性にもできる場合がある
（2）クリニック（産婦人科）受診・処方：男性でもクリニックの検索や、付き添いができる場合もある
（3）薬局で購入（試験販売）：近くにある薬局の検索や、問い合わせの電話は男性にもできる

どの方法も、女性による購入しか認められていません。

それでも、男性にできることもあるので、できる限りのことをして、女性に寄り添いましょう。

この記事を読むと、アフターピルの安全な購入方法や、それぞれのメリット・デメリット、利用の流れなどが分かります。

特に、避妊できたか不安で、どうしたらいいか分からずに戸惑っている男性は、「避妊できていなかったとき男性に実践してほしいこと4つ」を参考に、自分に今できることを考えてみてください。

あなたが彼女の気持ちに寄り添い、誠意ある行動を取れれば、彼女の不安は軽減し、あなたをより一層信頼してくれるようになるでしょう。

クリニック	特徴
ソクピル	最短5分で診察完了 詳しく見る
エニピル	問診から30分以内に診察 詳しく見る
クリニックフォア	時間指定で予約できる 詳しく見る

男性が購入できるアフターピルはない！

結論からいうと、男性が購入できるアフターピルはありません。

なぜなら、日本国内では、男性の購入が制限されているからです。

例外として、個人輸入（輸入代行）という手段であれば、入手することは可能です。

ただし、個人輸入（輸入代行）は、あらゆる面でリスクが高いので、利用しないでください。

アフターピルを安全に入手するには、以下3つの方法があります。

ここからは、個人輸入（輸入代行）と、それ以外の入手方法について、より詳しく説明します。

• 個人輸入（輸入代行）は高リスク！利用しないでください
• アフターピルの安全な購入方法は3つある

個人輸入（輸入代行）は高リスク！利用しないでください

個人輸入（輸入代行）という手段であれば、男性でもアフターピルを買えます。

しかし、前提として、個人輸入（輸入代行）サイトは事実上、法律違反である場合がほとんどです。

届くのには10日以上の時間がかかり、何らかのトラブルで、手元に届かない可能性もあります。

そのような場合でも、サイトの運営者は責任を取ってくれず、「自己責任」で処理されます。

さらに、以下のような安全面でのリスクも見逃せません。

個人輸入（輸入代行）で購入したアフターピルには、ニセモノの可能性があるので、妊娠の可能性が十分に残り、最悪の場合、健康被害のリスクを負います。

詐欺や健康被害に遭ったとしても、あくまでも自己責任です。

そのような場合、実際に妊娠してしまったり、健康を害して苦しむのは彼女本人です。

大切な人を苦しませたくないのなら、個人輸入（輸入代行）を利用してはいけません。

アフターピルの安全な購入方法は3つある

前述した通り、アフターピルを安全に入手するには、以下3つの方法があります。

内容	①オンライン診療	②クリニック （産婦人科）	③薬局 （試験販売）
利用ハードル	低い	高い	高い
コスト	高い 1万～1万5,000円	やや高い 7,000～2万円	安い 7,000～9,000円
対応時間	柔軟 （24時間・土日受付も）	開院時間による	やや柔軟 （薬局による）
入手のタイミング	最短翌日 （運営元による）	即時	即時
アフターピルの種類	ノルレボ レボノルゲストレル	病院による 選べない場合もある	レボノルゲストレル

①オンライン診療・処方
②クリニック（産婦人科）受診・処方
③薬局で購入（試験販売）

①オンライン診療と②クリニック（産婦人科）受診では、妊娠の可能性のある女性本人が、医師の診察を受ける必要があります。

③薬局で購入（試験販売）では、医師の診察は不要ですが、販売は女性限定で行われ、処方後は薬局内の、薬剤師の面前で服用しなければならないと決められています。

いずれの方法も、男性には不可能だと、お分かりいただけたのではないでしょうか。

どの方法を使うか目星を付けたら、それぞれのリンク先で詳しい内容を確認してください。

• オンライン診療を利用する場合
• クリニック（産婦人科）を受診する場合
• 薬局（試験販売）で購入する場合

オンライン診療を利用する場合

オンライン診療は、インターネットを介して医師の問診を受け、処方されたアフターピルを、自宅や指定の薬局まで届けてもらうサービスです。

きちんとした医師の診察が受けられるので、薬が確実に入手でき、不安なく服用できます。

診療は、10分程度の問診のみで、スマホを使って、電話やビデオ通話で行います。

ここからは、オンライン診療のメリット・デメリットと、受診の流れを解説します。

• オンライン診療のメリット・デメリット
• オンライン診療を利用する流れ

順番に解説していきます。

オンライン診療のメリット・デメリット

オンライン診療のメリットとデメリットは、以下の表に示す通りです。

メリット	デメリット
初心者でも、気軽に利用できる 24時間や土日祝日受付のサービスが多い 条件が良ければ、最短翌日に受け取れる 扱っているアフターピルの種類が多い	入手コストの負担が大きい（1万～1万5,000円） 住んでいるエリアによっては、届くのが遅い

オンライン診療でアフターピルを購入する一番のメリットは、利用ハードルの低さです。

オンライン診療なら、自宅にいながらにして、スマホ1つでアフターピルを入手できます。

アフターピルを初めて買う方や、産婦人科の受診に抵抗がある方にとって、心強い味方となるでしょう。

24時間や土日祝日受付のサービスも多く、条件次第では最短翌日に受け取れます。

利便性の高さも魅力で、いざというときに頼りになる存在になるでしょう。

一方のデメリットは、コストと、入手できるタイミングです。

薬局やクリニックで購入する場合と比べると、費用負担が大きく、入手のタイミングは遅いといえます。

特に届くタイミングについては、購入前に考慮しておく必要があります。

オンライン診療の場合、基本的には最短翌日でアフターピルが自宅に届きますが、住んでいるエリアによっては、入手できるタイミングが数日後になる可能性もあるので、注意が必要です。

届くのが遅くなって、避妊効果が下がるのが心配であれば、120時間（5日間）高い避妊効果が続く「エラワン」や「エラ」を購入できるサービスの利用を、候補に入れることをおすすめします。

※「エラ」・「エラワン」は日本国薬機法上の医療薬品として認証・承認を得ていない医薬品です。
服用後に違和感等ある際は、すぐにクリニックまでご連絡をお願いします。

オンライン診療を利用する流れ

アフターピルをオンライン診療で購入する流れについて解説します。

オンライン診療の利用手順は、大きく4つのステップに分けられます。

細かい部分は、受診するクリニックによって異なるので、あくまでも参考までにご覧ください。

おすすめのオンラインクリニック6選を紹介

アフターピルを処方してもらえる、おすすめのオンラインクリニックを6つ紹介していきます。

各サービスで料金や処方できるアフターピルの種類が異なりますので、彼女の状況を加味して決めましょう。

クリニック	説明	公式サイト
ソクピル	最短5分で診察完了 ＞詳細を確認する	公式サイト
エニピル	問診から30分以内に診察 ＞詳細を確認する	公式サイト
クリニックフォア	時間指定で予約が可能 ＞詳細を確認する	公式サイト
エミシアクリニック	LINEで24時間受付 ＞詳細を確認する	公式サイト
メデリピル	スキマ時間にピル処方 ＞詳細を確認する	公式サイト
マイピル	土日祝も受診できる ＞詳細を確認する	公式サイト

順番に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

クリニック（産婦人科）を受診する場合

彼女にすでにかかりつけの産婦人科があったり、信頼できる医師がいたりする場合には、クリニック（産婦人科）を利用しましょう。

地域別のアフターピル処方クリニックを知りたい方はこちら！
札幌	仙台	新潟	大宮	千葉
横浜	川崎	新宿	池袋	上野
町田	吉祥寺	名古屋	栄	神戸
京都	大阪	梅田	広島	岡山
福岡	天神	熊本	鹿児島	沖縄

ここからは、クリニック（産婦人科）のメリット・デメリットと、受診の流れを解説します。

• クリニック（産婦人科）受診のメリット・デメリット
• クリニック（産婦人科）受診の流れ

順番に解説していきます。

クリニック（産婦人科）受診のメリット・デメリット

クリニック（産婦人科）受診のメリットとデメリットは、以下の表に示す通りです。

メリット	デメリット
専門医の話を訊くことで、不安が軽減される 病院によっては男性も付き添える アフターピルを即日処方してもらえる	病院や医師によって対応が全然違う 扱っているアフターピルの種類が限られる 開院時間が平日日中に限られることが多い

避妊できていなかったかもしれないと、彼女が不安な気持ちでいるとき、専門医に話を聞いてもらい、気持ちに寄り添ってもらえると、不安も解消できるでしょう。

必要な時間に開院しているクリニックがあれば、その場でアフターピルを処方してもらえます。

クリニックによっては、土日祝日や、24時間開院しているところもあるので、探してみてください。

一方でクリニック（産婦人科）には、利用ハードルが高いというデメリットがあります。

かかりつけの産婦人科がない方や、受診経験のない方にとって、初めてのクリニック受診でアフターピルを処方してもらうのは、気が引けてしまうのではないでしょうか。

また、クリニックは病院や医師によって対応が異なるため、どこを受診するか決めるのが困難です。

アフターピルの値段はもちろん、診察料もまちまちで、実際のところは受診してみるまで分かりません。

処方するアフターピルの種類もクリニックによって異なり、自分で選べない場合もあります。

クリニック（産婦人科）受診の流れ

アフターピルをクリニック（産婦人科）で購入する流れについて解説します。

クリニック（産婦人科）の利用手順は、大きく4つのステップに分けられます。

基本的には、普通の病院を受診する流れと同じだと考えてください。

薬局（試験販売）で購入する場合

薬局の試験販売は、2023年11月に始まった国の事業で、全国の地域の一部の薬局で行われています。

ここからは、薬局（試験販売）のメリット・デメリットと、受診の流れを解説します。

• 薬局（試験販売）のメリット・デメリット
• 薬局（試験販売）の流れ

順番に解説していきます。

薬局（試験販売）のメリット・デメリット

薬局（試験販売）のメリットとデメリットは、以下の表に示す通りです。

メリット	デメリット
病院を受診しなくていい アフターピルを即日処方してもらえる 費用を抑えて購入できる（7,000～9,000円）	薬局での試験販売は、2025年3月までの期間限定 試験販売を行っている薬局の数は少ない 試験販売の利用には、研究への参加が必須

薬局（試験販売）でアフターピルを購入するメリットは、指定の薬局にさえ行けば、即日処方かつお求めやすい価格で、アフターピルを入手できる点です。

病院を受診することなく、7,000～9,000円で、レボノルゲストレルを購入できるため、コストの低さと即時性の高さに加え、対応時間も柔軟な傾向にあります。

調剤薬局のあるドラッグストアの場合、土日も営業しており、多くの薬局が、営業時間外の電話相談を受け付けています。

ただし、薬局での試験販売は、試験的に行われているものであり、2025年3月末迄予定の期間限定です。

実施している薬局も、全国145店舗と少ないので、利用できる人が限られます。

まずは近隣に対象の薬局があるかどうか、薬局リストをチェックしてみましょう。

また、試験販売で購入する場合には、研究への参加（薬剤師との面談やアンケートへの回答）が必須なので、人によっては心的ハードルが高いかもしれません。

薬局（試験販売）の流れ

アフターピルを薬局（試験販売）で購入する流れについて解説します。

薬局（試験販売）の利用手順は、6つのステップに分けられます。

薬局での販売は、国（厚生労働省）が調査研究として行っていることです。

事前に「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」のページを読み、趣旨を理解しましょう。

避妊できていなかったとき男性に実践してほしいこと4つ

ここでは、避妊できていなかったときに男性に実践してほしい、以下4つの行動を紹介します。

避妊できていなかったとき、男性は焦るかもしれませんが、女性はそれ以上にショックな思いでいます。

なぜなら、予期せぬ妊娠は、彼女の将来をも変えてしまう可能性があるからです。

だからこそ、男性は不安な気持ちでいる彼女をサポートしてあげなければなりません。

どのようにサポートすべきかをひとつずつ解説するので、参考にしてください。

彼女の気持ちにとことん寄り添う

避妊できていなかったかもしれないとき、一番大切なのは、彼女の気持ちを尊重し、寄り添うことです。

彼女がショックを受けて「何も考えられない」と言っているのに、どうすべきかを上から目線で語ったり、「早くしないとヤバい」と急かしたりしてはいけません。

まずは、彼女の様子や言動から彼女の心中を推し量り、それにふさわしい行動を取りましょう。

例えば、以下のような対応が考えられます。

アフターピルについて彼女に説明して、同意を得る

彼女の気持ちが落ち着いて会話できる状況になったら、どうするかについて話しましょう。

彼女が「確実に避妊したい」という意見なら、アフターピルの服用を提案します。

彼女がアフターピルを知らない場合には、アフターピルという避妊方法があることと、その効果や副作用について説明して、了承を得てください。

説明の仕方について以下にまとめているので、説明する際の参考にしてください。

アフターピル服用後は、吐き気や嘔吐の他にも以下の副作用がみられることがあります。
　・腹痛、下痢
　・頭痛、めまい
　・倦怠感、だるさ、眠気など

副作用は1日程度とされていますが、長引く場合にはアフターピルを処方してもらったクリニックに相談しましょう。

彼女にとってベストなアフターピルの入手方法を見極める

アフターピルの入手方法については、彼女に任せきりにせず、あなた自身も調べましょう。

彼女の置かれている状況によって、ベストな入手方法は異なります。

以下に、取るべき行動の手順をケース別で挙げているので、参考にしてください。

誠意ある行動を取る

性行為の後に避妊できていなかったとわかったとき、男性にできることは多くありません。

結局は、女性の体のことだからです。

とはいえ、彼女に丸投げしていては、これまでに築いてきた信頼関係が簡単に崩壊しかねません。

男性は、自分にできる範囲で女性をサポートするなど、誠意ある行動を取りましょう。

例えば以下のような行動を取れば、女性の不安を軽減させられるはずです。

「避妊できていなかった責任は自分にある」と考えて、彼女に思いやりを示しましょう。

アフターピルは使うタイミングが早いほど、妊娠阻止率が上がる

アフターピルは、使うのが早ければ早いほど妊娠阻止率が上げられます。

例として、国の承認薬「レボノルゲストレル」の妊娠阻止率の表を以下に示します。

内容	24時間以内	48時間以内	72時間以内
妊娠阻止率	95%	85%	58%

たとえ「危険日」であったとしても、24時間以内に服用すれば、妊娠阻止率は95％です。

しかし、妊娠阻止率は2日目で85％、3日目には58％にまで下がってしまいます。

もし、望まない妊娠の可能性が場合には、なるべく早く服用できるように行動しましょう。

「エラワン」や「エラ」なら、120時間（5日間）以内であれば、95％の妊娠阻止率を保てます。

もし彼女が「確実に避妊する方法」を望んでいるのなら、「エラワン」や「エラ」を入手できるオンライン診療サービスの利用を提案するといいでしょう。

※「エラ」・「エラワン」は日本国薬機法上の医療薬品として認証・承認を得ていない医薬品です。
服用後に違和感等ある際は、すぐにクリニックまでご連絡をお願いします。

まとめ

アフターピルは男性には購入できません。

なぜなら、国内では男性の購入が制限されているからです。

例外として、個人輸入（輸入代行）という手段なら入手可能ですが、個人輸入（輸入代行）は、あらゆる面でリスクが高いので、利用しないでください。

アフターピルを安全に入手するには、以下3つの方法があります。

内容	①オンライン診療	②クリニック （産婦人科）	③薬局 （試験販売）
利用ハードル	低い	高い	高い
コスト	高い 1万～1万5,000円	やや高い 7,000～2万円	安い 7,000～9,000円
対応時間	柔軟 （24時間・土日受付も）	開院時間による	やや柔軟 （薬局による）
入手のタイミング	最短翌日 （運営元による）	即時	即時
アフターピルの種類	ノルレボ レボノルゲストレル	病院による 選べない場合もある	レボノルゲストレル

お住まいの地域や状況に合わせて、彼女にとってベストな方法で、購入する方法を選びましょう。