AGA治療のおすすめクリニック16選｜後悔しない選び方やデメリットを解説

AGA（男性型脱毛症）は進行性の脱毛症で、少しでも早い対策が必要とされています。

日本人男性の3人にひとりがAGAで悩むと言われており、「どんな治療が効果があるのか」「治療費用や副作用はどれくらいか」と疑問や悩みを抱える人も多いです。

本記事では、AGA治療のできるおすすめクリニック16選を紹介します。

クリニック	特徴
DMMオンラインクリニック	土日祝も含めて24時間受け付け 詳しく見る
CLINIC FOR	予約から薬の処方までスマホやPCで完結 詳しく見る
AGAヘアクリニック	専用アプリでテレビ電話のオンライン診療 詳しく見る

オンライン診療に対応したクリニックや選び方のポイント、前髪から薄くなる「M字型」などタイプの解説もします。

後悔しないクリニック選びをしたい人は参考にしてください。

AGAは進行性脱毛症のため、早期の対策が重要

AGA（男性型脱毛症）は、一度発症するとゆっくりと脱毛が進む進行性の脱毛症です。

放置しても自然に治ることはないため、AGAを発症した場合は早期に対策を行う必要があります。

AGAを発症する原因にはさまざまなものがあり、適切な治療を受けることでAGAの進行を抑えることが可能です。

• AGAとは
• AGAの原因として考えられること
• AGA治療の費用相場

以上のポイントについて、一つずつ解説します。

AGAとは

AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれています。

主におでこの生え際や頭頂部・前頭部の髪が薄くなることが特徴です。

AGAの症状には次のようなものがあります。

AGAは日本人男性の約3割、つまり3人に1人が発症するとされており、年齢とともに発症率が高くなる傾向にあります。

AGAは珍しい病気ではなく、特に中年以降の男性に多く見られる症状です。

自然治癒することは難しいですが、早期の対策によって進行を遅らせたり、症状を緩和させたりすることが可能です。

AGAの原因として考えられること

AGAの主な原因は、ホルモンや遺伝の影響ですが、その他にも生活習慣やストレスが関係している場合があります。

代表的な原因として考えられることは次の通りです。

これらの原因によって、発毛サイクルが乱れ、髪が十分に成長せず、結果として薄毛や脱毛が進行します。

AGAの原因として最も疑われるのは男性ホルモンの影響によるものですが、他の要因も合わせて関係している場合があります。

生活習慣の改善や適切な治療を受けることで、より効率的にAGAの進行を遅らせることが可能です。

AGA治療の費用相場

AGA治療は公的医療保険の適用外であり、全額自己負担となります。

そのため、治療費は高額になりがちですが、早期治療であれば費用を抑えることが可能です。

また、AGA治療にはオンライン診療と通院診療の2つの診療方法があり、それぞれ費用相場や治療方法が異なります。

診療方法	オンライン診療	通院診療
治療方法	投薬治療	投薬治療・注入治療・植毛
費用相場	月々3,000～15,000円前後	月々5,000円～30,000円前後

オンライン診療は、通院診療よりも費用が抑えられており、予防段階での治療はさらに低コストで始めることができます。

ただし、オンライン診療と通院診療では治療方法に差があるため、自分に合った治療が行える診察方法を選択することが大切です。

AGAの進行の代表的な種類

AGAの進行具合は、いくつかの代表的なパターンにわけられており、薄毛の状況が明確化されています。

この進行パターンを知ることで、自分の脱毛の進行具合を把握するのに役立ちます。

AGAの進行の代表的な種類は、次の3種類です。

• M字型
• O字型
• U字型

それぞれの進行パターンについて解説します。

M字型

M字型は、おでこの生え際から脱毛が進行する脱毛症です。

前頭部の生え際がM字のような形で薄毛が進行するため、一般的に「M字ハゲ」と呼ばれています。

M字型の進行パターンは、鏡で見えやすく自分で気付きやすいことから、早期発見・早期治療が可能です。

また、進行度によってI型からVII型まで分類されており、数字が大きいほどAGAが進行していることを示します。

【M字型のAGAの進行（ハミルトン・ノーウッド分類）】
I型	おでこの生え際が後退しはじめ、薄毛が見られる状態
II型	I型が進行した状態 生え際が後退してM字型の切れ込みが深くなる
III型	II型が進行した状態 M字型の切れ込みがさらに深くなる
IV型	III型が進行した状態 頭頂部にも薄毛が見られる
V型	IV型が進行した状態 生え際が頭頂部に向かって進行し、頭頂部の薄毛範囲が広がる
VI型	生え際と頭頂部の薄毛がつながり、側頭部と後頭部に髪の毛が残っている状態
VII型	側頭部にも薄毛が進行し、後頭部のえり足付近に髪の毛が残っている状態

放置するとO字型やU字型に進行したり、O字型と複合する場合があるため、早期の治療が重要です。

O字型

O字型は、頭頂部から丸く薄毛が進行する脱毛症です。

頭頂部の脱毛がアルファベットの「O」の形に似ている特徴があります。

O字型の進行パターンは、自分では見えにくい部位のため気付きにくく、他人から指摘されて初めて気付くことが多いです。

また、進行度によってII vertex型、III vertex型と細かく分類されており、日本人男性に最も多く見られるAGAの進行パターンとなっています。

【O字型のAGAの進行（ハミルトン・ノーウッド分類）】
II vertex型	M字型のII型に加えて頭頂部にも薄毛が見られる状態
III vertex型	M字型のIII型に加えて頭頂部にも薄毛が見られる状態

早期発見が難しいことから、気付いたときには症状が進行している場合が多く、定期的に頭頂部を確認することが重要です。

U字型

U字型は、前頭部から後頭部にかけて薄毛が進行し、生え際全体が後退する脱毛症です。

上から見ると、アルファベットの「U」の形に見える特徴があります。

進行度によってII型a～V型aまで分類され、日本人には珍しい進行タイプです。

【U字型のAGAの進行（ハミルトン・ノーウッド分類）】
II型a	M字型のI型が進行し、おでこの切れ込みとともに後退している状態
III型a	おでこの切れ込みが後退し、前頭部も薄毛になる状態
IV型a	前頭部が後退し、頭頂部の薄毛とつながる状態
V型a	M字型のIV型が進行し、薄毛の範囲がさらに広がった状態

U字型の進行パターンは、鏡で見えやすく自分で気付きやすいですが、進行度が深くなりやすく治療に時間がかかる傾向があります。

そのため、症状に気付いたら早期に治療を開始することが重要です。

AGA治療におすすめのクリニック16選｜オンライン・来院

ここからは、AGAのおすすめクリニックを紹介していきます。

クリニック	説明	公式サイト
DMMオンラインクリニック	土日祝も含めて24時間受け付け >詳細を確認する	公式サイト
クリニックフォア	予約から薬の処方までスマホやPCで完結 >詳細を確認する	公式サイト
AGAヘアクリニック	専用アプリでテレビ電話のオンライン診療 >詳細を確認する	公式サイト
TODOKU AGA	土日祝日もオンライン診療を実施 >詳細を確認する	公式サイト
湘南美容クリニック	患者一人ひとりに合った治療法を提案 >詳細を確認する	公式サイト
AGAスキンクリニック	AGA治療に特化した専門クリニック >詳細を確認する	公式サイト
駅前AGAクリニック	場所を問わずにLINE通話で受診可能 >詳細を確認する	公式サイト
スマイルAGAクリニック	24時間予約可能なオンライン診療 >詳細を確認する	公式サイト
東京AGAクリニック	発毛に特化した医師が在籍 >詳細を確認する	公式サイト
銀座総合美容クリニック	オンライン・対面診療の切り替え可能 >詳細を確認する	公式サイト
Dr.AGAクリニック	完全個室でプライバシーに配慮 >詳細を確認する	公式サイト
ゴリラクリニック	男性専門の総合美容クリニック >詳細を確認する	公式サイト
Dクリニック	治療前の血液検査でリスクに備える >詳細を確認する	公式サイト
elife（イーライフ）	男性AGA・女性AGAに対応 >詳細を確認する	公式サイト
AGAスマクリ	LINEから無料相談が可能 >詳細を確認する	公式サイト
広尾プレミアムメディカルクリニック	渋谷にある会員制クリニック >詳細を確認する	公式サイト

自分に合ったクリニック選びにあたって、ぜひ参考にしてみてください。

AGA治療方法は主に4つ

AGA治療にはいくつかの方法があり、患者さんの症状やニーズに応じて適した治療法を選択することが大切です。

主な治療法としては、内服薬や外用薬の使用、注入療法、外科的治療が挙げられます。

それぞれの治療法にはメリットやデメリットがあり、治療を受ける前に十分な理解が必要です。

• 内服薬治療
• 外用薬治療
• 注入治療
• 外科的治療（植毛など）

それぞれの治療法について、次に詳しく解説していきます。

内服薬治療

内服薬治療は、主にフィナステリドやデュタステリドを使用します。

これらの薬は、DHTというホルモンの生成を抑制し、脱毛を防ぐ効果があり、定期的に服用することで、髪の成長を促進し、薄毛の進行を遅らせることが期待されます。

副作用には、性欲の減退や肝機能の低下が報告されているため、使用には医師の管理が重要です。

有効成分（販売薬名）	フィナステリド（プロペシア）	デュタステリド（ザガーロ）
作用効果	DHT生成を抑制し、抜け毛を防ぐ	DHT生成を強力に抑制、フィナステリドよりも新しい薬
副作用例	性欲減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少、精液の質低下、肝機能障害	性欲減退、勃起機能不全、射精障害、味覚異常、腹部不快感（腹痛、下痢）、多毛症

上記AGA治療の内服薬については、妊娠中の女性は触れることも禁止されています。

また、AGA治療で使用されるミノキシジルには内服薬もありますが、国内未承認で副作用が不明確です。

外用薬治療

外用薬治療では、ミノキシジルやデュタステリドが使用され、頭皮に直接塗布することで発毛を促進します。

治療プランはミノキシジルのみ使用、フィナステリドまたはデュタステリドのみ使用する場合があります。

また、ミノキシジルと、フィナステリドまたはデュタステリドを併用するという方法もあります。

毎日の使用で薄毛の改善が期待されますが、中止すると効果がなくなるため、継続することが大切です。

使用前には必ず医師の診断を受けることが重要です。

薬剤名	ミノキシジル	デュタステリド
作用効果	血行促進、毛母細胞の活性化	毛母細胞を活性化し、発毛を促進
副作用例	頭皮のかゆみ、赤み	頭皮の乾燥、発疹
使用方法	頭皮に直接塗布	外用薬として頭皮に塗布

内服薬に対して副作用が少ないため、手軽に使用できる点が魅力です。

注入治療

注入治療は、発毛を促進する成分（多血小板血漿など）を頭皮に直接注入する治療法です。

成長因子や血液由来の成分が使用され、毛母細胞を活性化させます。

これにより、内服薬や外用薬では届きにくい部位にも治療が可能です。

PRP注射とHARG注射はそれぞれ、患者自身の成分を使用するため、リスクが少ない治療法です。

治療方法	PRP（多血小板血漿）注射	HARG（毛包再生療法）注射
作用効果	毛母細胞の活性化、毛周期の正常化	毛包再生、発毛促進
使用成分	患者の血小板を分離・濃縮	患者の毛包細胞を培養

注入治療は副作用が少ないとされていますが、効果には個人差があり、医師との相談が必要です。

外科的治療（植毛など）

外科的治療には、自毛植毛や人工毛植毛といった手術が含まれます。

自毛植毛は、後頭部の髪を薄毛部分に移植し、自然な仕上がりが期待されます。

しかしながら、費用が高額であり、手術後にダウンタイムが発生する場合がある他、治療後の経過には個人差があるため、しっかりとした術後管理が重要です。

治療方法	自毛植毛	人工毛植毛
効果	自然な見た目の髪を再現	植毛した毛髪が持続しない可能性があり、推奨されない治療法
リスク・副作用	ダウンタイム、手術痕が残る可能性	拒絶反応、感染リスクが高く推奨されていない

人工毛植毛については、拒絶反応や感染のリスクが高く、日本皮膚科学会でも推奨されていないためご注意ください。

AGA治療における初期脱毛と副作用

AGA治療では、使用するお薬によって初期脱毛や副作用が見られる場合があります。

特に初期脱毛に関しては、治療を開始した患者のなかで少なくない割合で症状が見られます。

AGA治療を受ける際には、初期脱毛が起こったり副作用が出たりする可能性があるということを理解して治療を開始することが大切です。

• ミノキシジルを用いるAGA治療に見られる初期脱毛
• AGA治療の副作用について

ここでは、ミノキシジルを用いる治療による初期脱毛と代表的な副作用についてご紹介します。

ミノキシジルを用いるAGA治療に見られる初期脱毛

ミノキシジルはAGA治療において主要なお薬のひとつで、血管を拡張し毛母細胞への栄養補給を促進することで、髪の成長を助けるお薬です。

毛母細胞を直接的に活性化させることでヘアアサイクルを早め、現在生えている髪が早期に「休止期」に入り、髪が抜け落ちていきます。

これを「初期脱毛」といいます。

初期脱毛は治療を開始してから10日～1ヶ月ほどで起こる一時的な症状であり、最大3ヶ月程度で落ち着くのが一般的ですが、この初期脱毛の時期を乗り越えられず治療を中断してしまう人もいます。

一時的に見た目が損なわれるため落ち込んでしまう人もいますが、初期脱毛はこれから新しい髪が生えてくる準備過程でみられる健康的な髪の成長プロセスです。

また、ミノキシジル以外の主なAGAの治療薬にフィナステリド・デュタステリドがありますが、これらは初期脱毛の症状が多くありません。

初期脱毛の症状に不安がある方はミノキシジル以外の治療を医師に相談するのがおすすめです。

AGA治療の副作用について

主要のお薬であるミノキシジルは外用薬と内服薬がありますが、内服薬は未承認であるため研究が進んでおらず、内服薬による副作用はどのようなものがあるか明確にされていません。

外用薬で起こり得る主な副作用は「皮膚症状」で、かゆみ・紅斑（皮膚が赤くなること）・皮膚炎などがあげられます。

そのほかにも下記のような副作用が見られる場合があるため、もし症状が出た場合にはただちに医師に相談しましょう。

AGA治療には他にも、フィナステリド・デュタステリドという男性ホルモンに働きかけるお薬がありますが、下記のように男性ホルモンに関連する副作用などが見られることがあります。

肝機能障害や黄疸は重大な副作用のため、特に注意が必要です。

またフィナステリド・デュタステリドは、女性は服用禁止・妊娠中であれば胎児が男の子だった場合、その子の生殖器に異常が起こる可能性があるため、触れるのも禁止です。

AGA治療のデメリットとは

AGA治療は効果が期待できる魅力的な治療ですが、デメリットもあります。

AGA治療は保険適用外の治療であるため、効果が期待できるまでにかかる費用は安いものではありません。

また、AGAは一度発症するとほぼ一生付き合っていかなければいけないため、治療を受ける際は一生治療と向き合う覚悟が必要です。

• AGA治療の効果を実感するには、6ヶ月以上継続する必要がある
• AGAの進行に伴い、治療費用が高くなる傾向がある
• AGAは完治が難しい

ここでは、期間や費用を中心に、AGA治療のデメリットについて解説します。

AGA治療の効果を実感するには、6ヶ月以上継続する必要がある

基本的にAGA治療は、6ヶ月以上継続する必要があります。

なぜなら治療の効果は、3～6ヶ月ほどで実感できてくる人がほとんどだからです。

しかしこの3～6ヶ月も目安であって、効果が実感できるまでにもっと長い期間を要する人もおり、個人差がある治療です。

効果を実感するのに時間がかかるため、「改善しないのではないか」と考え、効果を実感する前に心が折れてしまうことがあります。

しかし、日本皮膚学会の研究結果によると、AGAの治療薬を5年間飲み続けた人の99.4%が改善効果を得ているので、根気強く治療に向き合うことが大切です。

AGAの進行に伴い、治療費用が高くなる傾向がある

AGAが進行していればしているほど治療薬の種類などが多くなり、治療費用が高くなる傾向があります。

またAGA治療は保険適用外であるため自由診療になり、全額自己負担で受けなければいけません。

クリニックによってかかる費用は異なりますが、一般的な費用の相場は下記の表の通りです。

治療法	料金
内服治療のみ	月1,800円～18,000円
内服＋外用薬治療	月22,800円～38,500円

早期発見できれば内服薬のみで対応できることもあるため費用は少なく済みますが、症状が進行していれば内服薬と外用薬を用いて治療する必要が出てくるため費用は高額になっていきます。

ただ、通院診療ではなくオンライン診療だと比較的費用が抑えられるため、早期に発見し早めに行動することで出費を抑えることがおすすめです。

AGAは完治が難しい

AGAは進行性の症状であるため、一度発症すると完治は難しく、治療薬の服用をやめるとまた症状が進行してしまいます。

進行させないためには治療を継続する必要がありますが、適切な治療を受けることで進行を遅らせたり、症状を緩和させたりすることができるため、悲観する必要はありません。

早期発見・早期治療であればあるほど、見た目に関して気にならない状態になることも可能です。

治療費もかなり抑えることができるため、少しでも気になることがあれば早めに医師に相談しましょう。

後悔しないAGA治療のクリニックの選び方

AGA治療は効果が現れるまで時間がかかるため、クリニックとの相性が非常に重要です。

信頼できるクリニックを選ぶことが、治療を継続するための鍵となります。

また、カウンセリングの丁寧さや費用面、治療方法などをしっかり確認することが必要です。

以下のポイントを抑えて、クリニック選びをしていきましょう。

• カウンセリングを丁寧に行なってくれる
• 自分に合った治療プランがあるか
• 継続しやすい治療費用とトータル費用
• 対面診療とオンライン診療を使い分けることができるか
• 信頼できる実績や症例
• プライバシーに配慮されているか

それでは、各項目について詳しく解説します。

カウンセリングを丁寧に行なってくれる

AGA治療を始める際には、カウンセリングが非常に重要です。

というのも、最初のカウンセリングで、患者の状態を正確に把握することで、その人に合った治療プランを提案できるからです。

たとえば、薄毛の進行具合や生活習慣を丁寧にヒアリングしてくれるクリニックを選ぶとよいでしょう。

また、治療に対する不安や疑問がある場合も、しっかりと説明してくれるカウンセリングが求められます。

こうした丁寧なカウンセリングが、治療の効果を高めるための第一歩となります。

自分に合った治療プランがあるか

AGA治療は、個々の症状に合った治療プランを選ぶことが成功のカギとなります。

まずは、自分の薄毛の進行具合に応じた治療法が提供されているかを確認しましょう。

たとえば、薬の種類や治療の頻度が選べるクリニックは、生活スタイルに合わせやすいです。

また、治療の選択肢が豊富なクリニックは、効果的な治療を受けやすいでしょう。

さらに、費用や治療期間についても明確な説明があるクリニックを選ぶことが大切です。

継続しやすい治療費用とトータル費用

AGA治療は長期間にわたるため、治療費用が継続できる範囲かどうかを確認する必要があります。

特に、毎月の費用だけでなく、トータルでかかる費用も考慮しましょう。

たとえば、初回の診察料や薬代、再診料など、細かい費用が積み重なることもあります。

そのため、クリニックがトータルでの治療費をしっかり説明してくれるかを確認するのが大切です。

また、定期便割引やプラン変更ができるクリニックだと、負担が軽減される場合があります。

対面診療とオンライン診療を使い分けることができるか

通院が難しい場合、オンライン診療が利用できるクリニックは非常に便利です。

というのも、対面診療とオンライン診療を使い分けられることで、治療の継続が容易になるからです。

たとえば、初回は対面でしっかり診察を受け、薬の処方はオンラインで済ませるという選択肢もあります。

また、薬の服用による体調の変化に対応してもらえるのも、オンライン診療の大きな利点です。

こうした柔軟な対応が可能なクリニックを選ぶと、安全面で配慮された治療を進めることができます。

信頼できる実績や症例

クリニック選びで大切なのは、信頼できる実績です。

豊富な治療経験を持つ医療機関なら、患者の不安も和らぐでしょう。

例えば、過去の症例や結果を公開しているところもあり、そういった情報は治療効果の予測に役立ちます。

もちろん、医師の専門性も見逃せません。

多数の治療法に精通し、豊富な経験を持つ医師がいるクリニックなら、より適切な治療が期待できるでしょう。

こうした要素を総合的に判断し、安心できるクリニックを選ぶことで、より良い環境で治療に臨めるはずです。

プライバシーに配慮されているか

AGA治療はデリケートな問題ですので、プライバシーに配慮された環境で治療を受けることが大切です。

たとえば、完全個室での診察が可能なクリニックや、待合室で他の患者と顔を合わせないよう配慮されているクリニックが理想的です。

また、患者によっては、男性医師が担当することで安心感を得られる方もいるでしょう。

一方で、女性のAGA治療においては、女性医師や女性スタッフの存在が患者にとってより安心感を与える場合があります。

不安を軽減し、治療に専念するためには、こうした配慮が欠かせません。

通院が難しい場合は、AGAオンライン診療がおすすめ！

通院が難しい場合は、AGAオンライン診療を活用することがおすすめです。

AGAオンライン診療は、どこでも好きな場所でオンライン通話にて診察を行い、診察後に治療薬を発送してもらえる仕組みとなっています。

オンライン診療を受けるメリットや注意点、おすすめな人の特徴があるので、自分にあっているか確認してみてください。

項目	オンライン診療	通院診療
診療場所	好きな場所 どこでも可能	病院
診察方法	問診、視診	触診、マイクロスコープ
治療法	投薬治療	投薬治療、注入治療、植毛
診察対応時間	土日や夜遅くまで可能なクリニックあり	病院の開院時間のみ
待ち時間	なし	あり（クリニックによる）
1か月の費用	3,000円～15,000円前後	5,000円～30,000円前後

• オンライン診療でAGA治療を受けるメリット
• オンライン診療でAGA治療を受ける際の注意点
• AGAのオンライン診療がおすすめな人

それぞれ詳しく解説していきます。

オンライン診療でAGA治療を受けるメリット

オンライン診療でAGA治療を受ける大きなメリットは、クリニックに足を運ばなくても診察が受けられることです。

クリニックによって異なりますが、診察時間は15～20分のため、空き時間に自宅や好きな場所で診察を受けることができ、時間に余裕がない人でも治療を円滑に進めることができます。

メリットは、以下の通りです。

オンライン診療の場合、交通費がかからないことに加え、クリニック側も人件費等を削減できるため、通院診療と比べると費用を抑えて治療をすることが可能です。

AGA治療は継続することが重要なので、月々の費用負担を減らしたい場合はオンライン診療も検討してみてください。

オンライン診療でAGA治療を受ける際の注意点

オンライン診療でAGA治療を受ける際には以下の点について注意をしてください。

オンライン診療ではビデオ通話等で診察するため、髪の毛や頭皮を実際に触って検査をすることができません。

AGAの症状が進行していてオンライン診療での治療が難しい場合には、通院診療に切り替えられる場合もあります。

また、AGA治療において血液検査は必須ではありませんが、オンライン診療では負担軽減のために行っていなかったり、自宅に配送される検査キットで自己採血をするクリニックも存在します。

血液検査は、薄毛の原因特定や投薬による副作用防止のための正確な診断のために重要であるため、より詳しい診察を希望する人は、初診は対面で診察をしてもらい、その後に問題がなければオンライン診療へ移行することがおすすめです。

AGAのオンライン診療がおすすめな人

AGAのオンライン診療がおすすめな人は、以下の通りです。

オンライン診療であれば、時間や場所、他人からの目を気にすることなく、AGA治療を開始することが可能です。

また、人件費のコストカットなどをしていることから、オンライン診療では費用負担を抑えることができます。

AGA治療を長く継続していけるよう、メリットや注意点も加味して自分にあった診療方法を選びましょう。

AGA治療のながれ

AGAを発症した場合、できるだけ早く治療を開始したほうがよいでしょう。

早期に治療を始めることで、早い段階で効果を実感できるだけでなく、治療費の節約につながる可能性が高いためです。

AGA治療のながれは、以下の4つのSTEPがあります。

• 予約をとる
• 問診票の記入・カウンセリング
• 治療薬の処方・支払い
• 服用

ひとつずつ順に解説していきます。

予約をとる

まずは、AGA治療を行っている病院やクリニックの予約をとりましょう。

予約は電話だけでなく、オンラインで対応しているクリニックもたくさんあります。

予約なしでは診察を受けられない場合も多いため、必ず事前に予約をしてから通院するようにしてください。

オンラインクリニックでは、初診のみ来院が必要な場合もあるので、予約時にHPで確認しましょう。

問診票の記入・カウンセリング

予約した日に病院へ行き、カウンセリングを受けます。

カウンセリングでは、事前に記入した問診票をもとに医師の診察が行われます。

この際、AGAであるかどうかの診断や、治療薬の効果、治療を進める場合の費用などについて詳しい説明を受けます。

治療を行うかどうかは、その場ですぐに決める必要はありません。

また、多くのクリニックでは初回カウンセリングが無料で行われているので、気軽に相談してみてください。

治療薬の処方・支払い

カウンセリング後に血液検査などを受け、その結果が出ると治療薬が処方されます。

通常は、約一週間後にまた病院を訪れることが多いですが、病院によってはその日のうちに支払いを行い治療薬を受け取れるところもあるでしょう。

その後は毎月通院し、診察を受けて処方をしてもらいます。

なお、クリニックによって異なりますが、オンライン診療には診察当日に発送、翌日には到着して服薬治療を開始できるクリニックがあります。

オンライン診療でも、血液検査を要するクリニックでは発送可能日が変わるので、確認が必要です。

服用

医師の指示に従い、服用を開始しましょう。

AGA治療は基本的に6ヶ月以上の継続が求められます。

AGA治療薬を飲んでいる間は、AGAの進行を遅らせることができますが、服用を中止すると再び進むことがわかっていいるためです。

6ヶ月間の治療で毛量が増えたとしても、そのまま治療を中止すると脱毛が再発する可能性があるでしょう。

ただし、6ヶ月から1年間集中的にAGA治療を行い、発毛効果を十分に実感できた場合は、治療薬の量や種類を減らしても維持できるケースがあります。

どのくらい治療薬を減らしても効果を維持できるかは個人差があるため、主治医と相談しながら減量することが必要です。

AGA治療と並行してできるセルフケア

AGAの対策では、セルフケアも有効です。

クリニックでの治療とセルフケアを並行すれば、より高い効果を発揮します。

以下の3つのセルフケアを生活に取り入れてみましょう。

ひとつずつ、詳しくみていきます。

さらに詳しく知りたい人はこちら！
【髪の毛を増やす16の方法】食べ物からヘアケア・治療まで全部わかる

十分な睡眠と栄養をとる

育毛には十分な睡眠と栄養が必要不可欠です。

細胞の修復や回復に役立つ「成長ホルモン」は、良質な睡眠で分泌され6～9時間の睡眠が理想といわれています。

質のよい睡眠をとるためには、以下の6つを意識しましょう。

また、「主食・主菜・副菜」をそろえたバランスのよい食事をとるのも大切です。

特に髪の成長に役立つビタミン・ミネラル・タンパク質を食事でとるのが望ましいですが、難しい場合はサプリで栄養を補給するのも効果的です。

頭皮を清潔に保つ

育毛には頭皮を清潔に保つのも大切です。

汚れや炎症があると、雑菌が繁殖して毛根にダメージを与えてしまいます。

以下の正しい手順で洗髪しましょう。

頭皮は髪が育つ場所のため、頭皮の状態が育毛に大きく影響します。

毎日の正しい洗髪で、頭皮を清潔に保ちましょう。

ストレスをためない

ストレスをためないのもAGA治療と同じくらい重要です。

ストレスがたまると頭部の血行が悪くなり、毛母細胞へ栄養や酸素が届かなくなってしまいます。

以下の3つのポイントを意識したストレス管理を行いましょう。

まずは簡単なものから生活に取り入れ、ストレスをためないように心がけましょう。

AGA治療によくある質問

AGA治療でよくある質問をまとめました。

クリニックでのAGA治療を検討する前に、疑問や不安を解消できるかもしれません。

以下で詳しく解説していきます。

育毛シャンプーは若ハゲに効果がありますか？

育毛シャンプーで発毛は期待できません。

薄毛治療に唯一有効とされているミノキシジルは医薬品のため、市販の育毛シャンプーには含まれない点に注意してください。

頭皮の乾燥や炎症を防ぐために洗浄力の強いシャンプーは避けて優しく洗い、抜け毛を予防しましょう。

また、若ハゲは早期の治療で治る可能性が高いです。

気になる場合は、専門クリニックを受診しましょう。

薄毛やハゲは遺伝しますか？

必ずしもAGAは遺伝すると限りませんが、確率は高くなるといわれています。

特に母方に薄毛の人がいる場合は、子や孫に遺伝する可能性が高くなるという報告があります。

しかし、父方の薄毛でも遺伝しないとは限りません。

AGAの原因が遺伝の場合は、専門クリニックでの治療がおすすめです。

AGA治療の効果はどのくらいで実感できますか？

効果を感じるまでに3～6ヶ月かかるといわれています。

AGA治療は6ヶ月以上を基本とし、治療をやめると効果がなくなるので注意しましょう。

ミノキシジルを使った治療は10日～1ヶ月ほど初期脱毛があり、不安になる人が多いのも事実です。

AGA治療の効果を実感できるまでには時間がかかる、と長い目でみる必要があります。

AGA治療をやめるとどうなりますか？

治療をやめると、AGAの進行が始まります。

AGAは進行性の症状であり、完治という概念がありません。

そのため、治療するクリニック選びはとても重要です。

AGA治療は誰でも受けられますか？

20歳以上の男性であれば、誰でも受けられます。

20歳未満は成長過程のため、男性ホルモンに作用する薬の投与は認められていません。

20歳未満の人で薄毛が気になる場合は、生活習慣の改善や頭皮環境の見直しから始めましょう。

まとめ

AGAは少しでも早く治療を始めることが大切で、放置すると症状が進んだり治療費もかかる傾向があります。

治療はクリニックに通院するほか、薬の処方のみであればオンライン診療もおすすめです。

ただしAGA治療には副作用やデメリットもあるので、自分にとって信頼できて続けやすいクリニックを選びましょう。

通院が負担な場合はオンライン診療も活用し、適した治療法を探してみてください。