心と体の健康を維持するために、利用する女性が増えている低用量ピルですが、高いイメージを持っていたり、継続できる値段なのか知りたい人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、低用量ピル1シート当たりの値段相場は2,000~4,000円です。
これに加えて、診察代や処方箋代/送料などがかかります。
低用量ピルの値段相場や処方に必要な費用を把握して、費用を抑えながら継続できるようにするためにも、事前に値段を把握して賢い方法を選択して処方してもらえるようにしましょう。
どれくらいの費用がかかるのか、クリニックでのピル処方の場合と、オンラインのピル処方の場合のシミュレーションもしています。
▼この記事を監修してくれたお医者さんは…
Original Beauty Clinic GINZA 佐藤 玲史 院長
国立 東京医科歯科大学 医学部医学科卒業後、大手美容外科にて院長・顧問を歴任。有名美容外科の銀座にて院長就任したのち、2020年4月銀座にてOriginal Beauty Clinic GINZAを開院。
資格:日本美容外科学会認定専門医、日本美容外科学会会員、日本美容皮膚科学会会員など他多数
SNS:instagram
(※)医師はクリニック選定に関わっていません。
※本記事の価格は基本的に税込価格で表記しております。
※アンケートの調査結果(2024年)
※2024年12月時点での情報です。
※ピルには日本国薬機法上の医療薬品として認証・承認を得ていない医薬品も含まれます。そのため、万が一施術後に違和感等ございましたら、すぐにクリニックまでご連絡をお願いします。
※避妊・美容等目的の場合は自由診療です。
※オンライン診療は、医師の判断により対面での診療へ変更となる場合もあります。また、医師の診断により医薬品の処方ができない場合もあります。
※オンライン診療における商品のお届けにかかる日数はお住まいの地域や発送業者、天候などにより異なります。
低用量ピルの値段は2,000~4,000円が目安
低用量ピル1シートあたりの値段は、2,000~4,000円程度が目安です。
1シートは1ヶ月分であることが多いので、低用量ピル本体の値段としては1ヶ月2,000~4,000円程度かかります。
低用量ピルの値段に幅があるのは、下記の要素により左右されるからです。
- 低用量ピルの種類:低用量ピルの種類により値段が変わる
- 保険適用の有無:保険適用されると費用が抑えられる
- シートの購入枚数:まとめて複数シート購入したほうが費用が抑えられる傾向がある
- 処方箋料:薬局によって値段が変わる
例えば、同じ種類の低用量ピルであっても、保険適用の有無や処方箋をお願いする薬局により値段が変わります。
ただし、これは低用量ピルに限ったことではなく、処方箋対象のお薬全般に言えることです。
「低用量ピルだけ値段に幅がある」というわけではありません。
「手軽に低用量ピルを購入したい」という方もいるかと思いますが、低用量ピルは薬局やドラッグストアでは購入できません。
低用量ピルは用法・用量を守って服用しなければならないので、誤った服用が広がることを避けるためです。
そのため、低用量ピルを服用するには、医療機関を受診するまたはオンラインで診察を受ける必要があります。
低用量ピルの種類別の値段相場一覧
低用量ピルの大まかな値段が分かったところで、低用量ピルの種類ごとの値段相場を見ていきましょう。
低用量ピルは黄体ホルモンと男性ホルモン(アンドロゲン)のバランスにより、4つの世代に分かれています。
世代ごとに低用量ピルの特徴が異なり、目的やお悩みに応じて使い分けをしています。
あなたが処方されるピル・処方して欲しいピルはどれくらいの値段なのか、どのような特徴があるのか、ぜひ参考にしてみてください。
世代 | 値段相場 | 保険適用 | 自費診療のみ | 説明 |
---|---|---|---|---|
第一世代 黄体ホルモン:ノルエチステロン | 1,500~3,000円 | ルナベル(LD・ULD) フリウェル(LD・ULD/ジェネリック) | シンフェーズ | 月経量の減少や生理痛緩和が期待できる |
第二世代 黄体ホルモン:レボノルゲストレル | 2,000~3,000円 | ジェミーナ | トリキュラー アンジュ ラベルフィール(ジェネリック) | 安定した生理周期を作りやすい |
第三世代 黄体ホルモン:デソゲストレル | 2,000~3,000円 | ー | マーベロン ファボワール(ジェネリック) | ニキビ治療や多毛症の改善が期待できる |
第四世代 黄体ホルモン:ドロスピレノン | 2,000~3,000円 | ヤーズ ヤーズフレックス | ー | 月経困難症や子宮内膜症など改善が期待できる |
低用量ピルを購入するときに知っておきたい基礎知識をまとめてご紹介します。
- LD(Low Dose)とULD(Ultra Low Dose)の違い
LDは低用量ピル、ULDは超低用量ピルを指します。
低用量ピルと超低用量ピルでは、ホルモンの含有量が異なります。
- 一相生と三相生の違い
一相生は1シート内の薬に含まれるホルモンの量が一定です。
三相性は女性ホルモンの分泌パターンに合わせて1シート内でのホルモン量が3段階に分かれています。
【第一世代】ルナベル・フリウェル・シンフェーズなど
第一世代:月経前症候群や月経困難症を緩和する効果が期待できる
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 一相生・三相性 | 値段相場 |
---|---|---|---|
ルナベル(LD・ULD) | 一相生 | 2,000~2,500円 | |
フリウェル(LD・ULD) | 一相生 | 1,500~2,000円 | |
シンフェーズ | 三相生 | 2,500~3,000円 |
第一世代の低用量ピルは、月経量の減少や生理痛緩和が期待できます。
第一世代の低用量ピルは、黄体ホルモン「ノルエチステロン」を多く含有しているところが特徴です。
黄体ホルモンと卵胞ホルモンが排卵を抑えるので、生理時の痛みや月経量を軽減する効果が期待できます。
- 生理の月経量の減少が期待できる
- 生理痛の緩和が期待できる
フリウェルは月経困難症の軽減が目的のため、大きな避妊効果は期待できません。
第一世代の代表的な低用量ピルである「ルナベル」の1シート当たりの値段は、2,000~2,500円が相場です。
「フリウェル」はルナベルのジェネリック医薬品として開発された背景があります。
ルナベルとほぼ同じ成分ですが、値段が抑えられる傾向があります。
また、「シンフェーズ」は保険適用外なので、ルナベルやフリウェルより費用が増す傾向があります。
【第二世代】トリキュラー・アンジュ・ジェミーナなど
第二世代:避妊や月経困難症などの緩和が期待できる
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 一相生・三相性 | 値段相場 |
---|---|---|---|
トリキュラー | 三相生 | 2,000~3,000円 | |
アンジュ | 三相生 | 2,000~3,000円 | |
ラベルフィール | 三相生 | 2,000~2,500円 | |
ジェミーナ | 一相生 | 2,000~3,000円 |
第二世代の低用量ピルは黄体ホルモン「レボノルゲストレル」を使用し、安定した生理周期を作りやすいところが特徴です。
中でもトリキュラーやアンジュ、ラベルフィールは1シート中のホルモン配合量が3段階に分かれている三相性で、体内のホルモンバランスを調整しながら服用できます。
- 安定した生理周期を作る効果が期待できる
第二世代の低用量ピルは2,000~3,000円程度が相場です。
ただし、ラベルフィールに限りジェネリック医薬品なので、費用を抑えられる傾向があります。
【第三世代】マーベロン・ファボワール
第三世代:月経困難症や月経前症候群の改善や避妊効果が期待できる
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 一相生・三相性 | 値段相場 |
---|---|---|---|
マーベロン | 一相生 | 2,500~3,000円 | |
ファボワール | 一相生 | 2,000~2,500円 |
第三世代の低用量ピルは、ニキビ治療や多毛症の改善が期待できます。
黄体ホルモン「デソゲストレル」を含有していて、他の低用量ピルより男性ホルモンの働きを抑えられるところが特徴です。
- ニキビ治療や多毛症の改善が期待できる
第三世代の代表的な低用量ピルであるマーベロンの値段相場は、2,500~3,000円です。
マーベロンのジェネリック医薬品であるファボワールは、マーベロンよりも費用を抑えられる傾向があります。
【第四世代】ヤーズ・ヤーズフレックス(超低用量ピル)
第四世代:月経困難症や子宮内膜症などの治療に使用する
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 一相生・三相性 | 値段相場 |
---|---|---|---|
ヤーズ | 一相生 | 2,000~3,000円 | |
ヤーズフレックス | 一相生 | 2,000~3,000円 |
第四世代の超低用量ピルは、月経困難症や子宮内膜症などの治療に使用しています。
第四世代の超低用量ピルには黄体ホルモン「ドロスピレノン」を含有しています。
他の低用量ピルと比較するとエストロゲンの含有量が少なく、男性ホルモンの作用がないところが特徴です。
男性ホルモンやエストロゲンの影響による肌荒れやむくみ、胸の張りを抑えられるところもメリットだと言えるでしょう。
- 子宮内膜症の緩和が期待できる
- 月経困難症の緩和が期待できる
第四世代の超低用量ピルであるヤーズとヤーズフレックスは、2,000~3,000円程度が相場です。
ヤーズとヤーズフレックスの大きな違いは、生理周期です。
ヤーズフレックスは最大120日間飲み続けることができ、生理の回数自体を減らせます。
低用量ピルは種類によって成分や特徴が大きく異なります。
値段だけで低用量ピルを決めてしまうと「思ったような効果が得られない」「服用を継続しにくい」などの後悔につながる可能性があります。
また、どの低用量ピルにも血栓症や不正出血、吐き気などの副作用があります。
リスクを把握したうえで医師と相談しながら、自分に合う低用量ピルを選択することが大切です。
低用量ピルの本体代以外にかかるその他の費用
低用量ピルを購入する時は薬の値段以外にも、下記のような診療代や調剤費用、検査費用などがかかります。
費用項目 | 費用相場 | 概要 |
---|---|---|
初診料(再診料) | 1,000~2,500円 | 医師の診察を受けるためにかかる費用 オンラインの場合は無料のケースがある |
調剤料(処方箋料) | 200~1,000円 | 低用量ピルを処方してもらうための費用 オンラインの場合は無料のケースがある |
検査費用 | 1,000円~ | 低用量ピルを処方してもらうときに受ける検査費用 例:血液検査・エコー検査など |
送料 | 500~700円 | オンラインの場合は送料がかかることがある |
初診料は、低用量ピルを処方してもらうための診察にかかる費用です。
「自分に合う低用量ピルは?」「飲み方は?」など医師と相談しながら、処方してもらう低用量ピルを決めていきます。
オンラインの場合は初診料無料のケースがあり、初期費用を抑えられる可能性があります。
また、低用量ピルを処方してもらうために、検査費用や調剤料がかかるケースもあります。
とくに保険適用を希望する場合は、定期的に血液検査やエコー検査を実施して体の状態を確認することが多いです。
例えば、3ヶ月に1回3,000円の血液検査が必要な場合は、低用量ピルの値段に追加して年間12,000円の費用がかかります。
このように、低用量ピルそのものの値段だけでなく、低用量ピルを継続して服用するためにかかる費用を念頭に置いて検討することが大切です。
実際にどれくらいの費用がかかるのかは「【あなたはいくらかかる?】低用量ピルの値段シミュレーション」で解説しているのでチェックしてみてください。
低用量ピルの費用を抑えて購入するには?3つの豆知識
低用量ピルは種類だけでなく、下記の3つの要素により値段が変わります。
事前に値段を左右する要素を知っておくと、少しでも費用を抑えて低用量ピルを購入するヒントになるので、参考にしてみてください。
保険適用だと費用を抑えられ、自費診療だと負担額が増える
1つ目は、低用量ピルの処方が保険適用になるかどうかです。
保険適用とは、医師の判断をもとに治療の一環として低用量ピルを服用することです。
健康保険の適用対象になると、初診料や低用量ピルの購入費などの一部を給付してもらえます。
一方で、自費診療とは、全額自己負担で低用量ピルを服用することです。
例えば、2,000円の低用量ピルを服用する場合は、2,000円全額を負担することになります。
日本では月経困難症や子宮内膜症の治療の一環として低用量ピルが必要となった場合に、保険を適用できます。
避妊や美肌などを目的に低用量ピルを服用したい場合は保険適用にならないので、注意してください。
保険適用ができるケース | 月経困難症の改善 子宮内膜症の改善 |
---|---|
保険適用ができないケース | 避妊 美肌 生理日の調整 |
保険適用時の費用負担の割合は、加入している保険や現在の所得、年齢により異なるので一概には言えません。
仮に保険適用で3割負担になった場合は、下記のような費用差が生まれます。
諸費用含めて3,000円の低用量ピルを服用する場合
内容 | 1ヶ月分 | 12ヶ月分 |
---|---|---|
保険適用で3割負担になった場合 | 900円 | 10,800円 |
自費診療の場合 | 3,000円 | 36,000円 |
差額 | 2,100円 | 25,200円 |
諸費用含めて3,000円の低用量ピルを服用するケースでは、自費診療と保険適用では年間25,200円の差額が生まれます。
先ほども触れたように保険適用になるケースは限定されていますが、保険適用になる可能性がある場合は医師に相談してみるといいでしょう。
低用量ピルをまとめて購入すれば処方箋料や再診料を節約しやすい
2つ目は、低用量ピルをまとめて購入できると費用負担を減らせる傾向があります。
例えば、クリニックで3ヶ月分の低用量ピルをまとめて購入できる場合、毎月受診するよりも費用を抑えられる可能性があります。
一例ではありますが、低用量ピルをまとめて購入できると下記のように処方箋料や再診料が必要になる回数が減るので、結果的に費用が抑えられます。
費用の一例 | 毎月診療する場合(3ヶ月分) | 3ヶ月分に1回診療する場合 |
---|---|---|
再診料 | 500円×3ヶ月分 | 500円 |
処方箋料 | 300円×3ヶ月分 | 300円 |
合計 | 2,400円 | 800円 |
また、オンラインの場合も、3ヶ月分や6ヶ月分などまとめて購入すると、1シート当たりの値段が抑えられるケースがあります。
もちろん低用量ピルをまとめて購入するには、医師の判断や体調を踏まえて慎重に検討することが必要です。
その上で数ヶ月分まとめて購入できる場合は、できるだけまとめたほうが費用を抑えられるでしょう。
オンラインピル処方については「実は低用量ピルはオンライン処方の方が費用を抑えて便利に購入できる!」で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
先発医薬品よりジェネリック医薬品の方が費用が抑えられる傾向がある
3つ目は、ジェネリック医薬品を選択できるかどうかです。
ジェネリック医薬品とは先発医薬品の特許が切れたあとに、同じ有効成分を使用して開発・製造する医薬品です。
先発医薬品には開発と製造に多額の費用がかかりますが、ジェネリック医薬品はその部分を削減できるので薬自体の価格を抑えられる傾向があります。
ジェネリック医薬品のメリットとデメリット | |
---|---|
メリット | 先発医薬品と同じ有効成分を使用しているのに購入費用を抑えられる傾向がある 飲みやすさなど独自の工夫をしているケースがある |
デメリット | 先発医薬品と全く同じ成分ではない 新薬と比較すると安全性や副作用に関するデータが少ない |
一例として、第二世代の低用量ピルである「トリキュラー」を服用するときに、ジェネリック医薬品であるラベルフィールを指定すると、薬にかかる費用を抑えられる傾向があります。
ただし、ジェネリック医薬品にはすべての成分が先発医薬品と同等ではないなどのデメリットもあるので、リスクを理解して納得できた場合に選択するようにしましょう。
「高校生や大学生は低用量ピルの費用を抑えて購入できるの?」と疑問を抱いている方もいるかと思いますが、基本的には年齢や職業によって低用量ピル自体の値段は変わりません。
【あなたはいくらかかる?】低用量ピルの値段シミュレーション
「実際に私が低用量ピルを購入すると一体どれくらいかかるの?」と気になっている方もいるでしょう。
ここでは、クリニックとオンライン診療の2パターンに分けて、どれくらいの費用がかかるのかシミュレーションしていきます。
繰り返しになりますが、診療を受けるクリニックにより費用は左右します。
あくまでも一例として、参考にしてみてください。
クリニックでルナベルを処方してもらう場合
まずは、クリニックに来院して初めてルナベルを処方してもらう場合の費用相場を見てみましょう。
クリニックでは初診時に検査を実施することが多いので、検査費用を含めると6,700~7,200円程度かかります。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
初診料 | 1,500円 |
検査費用 | 3,000円 |
調剤料 | 200円 |
ルナベル1シート | 2,000~2,500円 |
合計 | 6,700~7,200円 |
ルナベルの服用を継続する場合は、1シートあたり2,700~3,200円程度かかります。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
再診料 | 500円 |
調剤料 | 200円 |
ルナベル1シート | 2,000~2,500円 |
合計 | 2,700~3,200円 |
仮に初診が6,700~7,200円で継続費用が2,700~3,200円だとすると、1年間で36,400~42,400円かかります。
ただし「低用量ピルの費用を抑えて購入するには?3つの豆知識」でも触れたように
- 数ヶ月のルナベルをまとめて処方してもらえる
- 病気の治療の一環として低用量ピルを処方してもらえる
となった場合には、もう少し費用を抑えられる可能性があります。
オンラインでトリキュラーを処方してもらう場合
オンライン診療とは、スマートフォンやタブレット、パソコンを使い診察から薬の処方までを完結する診療方法です。
低用量ピルを扱っているオンライン診療サービスは複数あり、医療機関に通院しなくても低用量ピルを購入できます。
一例としてオンラインピル処方サービス「スマルナ」でトリキュラーを1シートのみ処方してもらう場合は、4,880円かかります。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
初診料 | 1,500円 |
トリキュラー1シート | 3,380円 |
送料 | 0円 |
合計 | 4,880円 |
※定期便使用の場合
12シート分をまとめて購入する場合は1シート分の値段が抑えられ、年間30,060円でトリキュラーを継続的に服用できます。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
初診料 | 1,500円 |
トリキュラー12シート | 2,380円×12ヶ月 |
送料 | 0円 |
合計 | 30,060円 |
※定期便使用の場合
このように、オンライン診療では以下のようなメリットがあります。
- 1シートあたりの値段が抑えられる場合がある
- 送料や処方箋料がかからない場合がある
クリニックでの処方よりお求めやすい価格で購入できる場合がありますので、ピルの費用を抑えたい方はオンライン診療がおすすめです。
おすすめのオンライン診療は「実は低用量ピルはオンライン処方の方が費用を抑えて便利に購入できる!」で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
実は低用量ピルはオンライン処方の方が費用を抑えて便利に購入できる!
低用量ピルを少しでも費用を抑えて便利に購入したい場合は、オンライン診療がおすすめです。
低用量ピルは継続して飲むことが前提なので、長期的な視点で見るとオンライン診療のほうが価格を抑えて利用できる場合もあります。
費用面以外のオンライン診療のメリットは下記の通りです。
- 診察や処方箋の待ち時間がなく忙しい人でも利用できる
- 低用量ピルは自宅に届くので薬局などに足を運ぶ必要がない
- クリニックのように周囲に人がいないのでプライベートなことを話しやすい
- 院内感染などのリスクがない
とくにオンライン診療は診察や処方箋の待ち時間がなく、予約時間になったらすぐ診察を受けられる仕組みになっています。
忙しい人やクリニックに通うハードルが高いと感じる人でも、手軽に利用できるところが大きなメリットです。
「低用量ピルを利用してみたいけれどなかなかクリニックに行けない」
「低用量ピルの値段が理解できたから早速利用してみたい」
という方に、おすすめのオンライン診療を3つ紹介していきます。
クリニック | 説明 | 公式サイト |
---|---|---|
メデリピル | 初月ピル代無料 >詳細を確認する | 公式サイト |
スマルナ | 現役医師によるオンライン診療 >詳細を確認する | 公式サイト |
ルナルナおくすり便 | スキマ時間でスマホから受診 >詳細を確認する | 公式サイト |
口コミ調査について
調査概要
調査方法:X(旧Twitter)
調査対象:下記の調査クリニックにて診察及びピルの購入経験がある人
調査対象期間:2022/12/1〜2024/8/9
調査日程:2024/8/2~2024/8/9
調査クリニックの一覧
- ルナルナおくすり便
- おうちでクリニック
- スマルナ
- エニピル
- メデリピル
- マイピル
- ソクピル
- エミシアクリニック
- ピルマル
- レバクリ
- med.
- クリニックフォア
※監修者はクリニック選定に関わっていません。
メデリピル
ピルの種類 | 超低用量ピル/低用量ピル/中用量ピル/アフターピル |
---|---|
料金(税込) | ・超低用量ピル:4,180円〜 ・低用量ピル:2,475円〜 ・中用量ピル:1,980円〜 ・アフターピル:9,900円〜 ※自由診療となります。 |
診察料金(税込) | 1,650円 ※プランにより無料 |
※実際に負担することになる料金とは異なる場合があります。
「メデリピル」は、予約から診療、服用管理をLINEで完結できるオンラインピル処方サービスです。
診療代含め医師への相談がずっと無料なので、不安を払拭したうえで服用するべきか判断できます。
また、低用量ピルは1シート目が無料(定期便プランの場合)なので、低用量ピルを服用開始する時の費用負担を大幅に減らせるところがポイントです。
メデリピルのピルの料金
低用量ピルの料金
項目 | 初回 | 2回目以降 |
---|---|---|
定期便プラン | 0円 | 2,970円/シート ※支払い金額:3,520円(送料込) |
6シートおまとめプラン | 2,475円/シート ※支払い金額:14,850円 | 2,970円/シート ※支払い金額:17,820円 |
12シートおまとめプラン | 2,521円/シート ※支払い金額:30,250円 | 2,750円/シート ※支払い金額:33,000円 |
※ 定期便プランは無料期間終了後に自動移行となり、3回目受け取りまでは解約は不可
※ 初回からおまとめプランを希望する場合は、診察時に医師にお伝えください
- 定期便プラン:2回目は20日後、3回目以降は28日周期で決済・発送
- 6シートおまとめプラン:160日周期で決済・発送
- 12シートおまとめプラン:320日周期で決済・発送
超低用量ピルの料金
種類 | 料金 |
---|---|
ドロエチ配合錠 | 4,580円 |
フリウェル配合錠ULD | 4,180円 |
ルナベル配合錠ULD | 6,980円 |
ヤーズフレックス配合錠 | 9,900円 |
ヤーズ配合錠 | 8,880円 |
中用量ピルの料金
種類 | 料金 |
---|---|
プラノバール | 7錠:1,980円 14錠:3,960円 21錠:5,940円 28錠:7,920円 |
※低用量ピルと同時処方の場合も、診療代がかかります
アフターピルの料金
種類 | 料金 |
---|---|
ノルレボ錠 | 11,000円 |
レボノルゲストレル錠 | 9,900円 |
※低用量ピルと同時処方の場合も、診療代がかかります
※東京23区以内、かつ17時までの診療であれば、当日配送可能な速達便(別途3,850円)が利用可
※実際に負担することになる料金とは異なる場合があります。
口コミ
良かったポイント
スタッフさんも担当して下さった先生も丁寧で分かりやすい説明をしてくださったので、安心して利用することができました
調査媒体:X(旧Twitter)
初めて利用したけど、すごく良かった。初月無料に惹かれて利用したけど、今までのオンラインの先生と全然違って、しかも電話でよかったから色々安心して聞けました。
調査媒体:X(旧Twitter)
残念だったポイント
薬合わんから中止しろって言われて中止して定期便止めて解約までしたのに送られてきて勝手に引き落としになってるのやばすぎ
二度と使わん
調査媒体:X(旧Twitter)
基本情報
クリニック名 | メデリピル |
---|---|
公式サイト | 公式サイト |
発送日 | 最短当日発送 |
配送料 | 550円 ※プランにより無料 |
割引情報 | 1年続けるとピル代10%OFF |
予約方法 | LINE |
診察方法 | ビデオ通話/音声 |
受付時間 | – |
支払方法 | クレジットカード/Paidy |
キャンセル方法 | 診療日前日17時までにLINEリッチメニューの「診療予約・変更」から⼿続き |
メデリピルで処方する医薬品について
全て国内承認薬となり、海外輸入品は扱っておりません。
取り扱い医薬品の詳細についてはメデリピル公式サイト「ピルに関する重要事項」をご確認ください。
\ 初月ピル代無料 /
スマルナ
ピルの種類 | 低用量ピル/超低用量ピル |
---|---|
料金(税込) | ・低用量ピル:1,880円〜 ・超低用量ピル:3,080円〜 ※自由診療となります。 ※当サイトからのお申し込みによる料金です。 |
診察料金(税込) | 1,500円 ※低用量ピル・超低用量ピルのみ処方の場合は無料 |
※実際に負担することになる料金とは異なる場合があります。
オンラインピル処方サービス「スマルナ」は、専用アプリを通して低用量ピルを処方してもらえるサービスです。
「12シート一括決済・まとめてお届け」プランがあり、まとめて購入できる場合は費用を抑えられるところがポイントです。
助産師・薬剤師に無料で相談ができたり、診察は提携医療機関の医師が担当していたりと、安全面で配慮された環境が整っています。
スマルナのピルの料金
低用量ピル・超低用量ピルの料金
低用量ピルは定期便で全12シートが1回、4回、12回ごとに届くプランを選ぶことができます。
12シートが終了後は、定期便プランの継続のための診察が再度必要です。
低用量ピル
12シート一括決済プラン
全12シートを一括決済、一度にお届けするプランです。
種類 | 1シートあたり | 決済金額 |
---|---|---|
ラベルフィーユ | 初回:1,880円 通常:2,380円 | 初回:22,560円 通常:28,560円 |
ファボワール | ||
アンジュ | ||
トリキュラー | 初回:2,280円 通常:2,780円 | 初回:27,360円 通常:33,360円 |
マーベロン |
※診察代無料(低用量・超低用量ピルのみ処方の場合)
※当サイトからのお申し込みによる料金です。初めてスマルナを利用の場合、お一人様1回限り有効です。
3シートずつ決済プラン
全12シートを3シートずつ、4回に分けて決済・発送されるプランです。
1回目は処方後すぐ、2回目は76日後、3・4回目以降は84日周期でピルが届きます。
種類 | 1シートあたり | 決済金額 |
---|---|---|
ラベルフィーユ | 2,780円 | 8,340円 |
ファボワール | 2,780円 | 8,340円 |
アンジュ | 2,780円 | 8,340円 |
トリキュラー | 3,180円 | 9,540円 |
マーベロン | 3,180円 | 9,540円 |
※診察代無料(低用量・超低用量ピルのみ処方の場合)
1シートずつ決済プラン
全12シートを1シートずつ、12回に分けて決済・発送されるプランです。
1回目は処方後すぐ、2回目は20日後、3・4回目以降は28日周期でピルが届きます。
種類 | 1シートあたり | 決済金額 |
---|---|---|
ラベルフィーユ | 2,980円 | 2,980円 |
ファボワール | 2,980円 | 2,980円 |
アンジュ | 2,980円 | 2,980円 |
トリキュラー | 3,380円 | 3,380円 |
マーベロン | 3,380円 | 3,380円 |
※診察代無料(低用量・超低用量ピルのみ処方の場合)
超低用量ピル
12シート一括決済プラン
全12シートを一括決済、一度にお届けするプランです。
種類 | 1シートあたり | 決済金額 |
---|---|---|
フリウェル配合錠ULD | 初回:3,080円 通常:3,580円 | 初回:36,960円 通常:42,960円 |
ルナベル配合錠ULD | 初回:5,880円 通常:6,380円 | 初回:70,560円 通常:76,560円 |
ドロエチ配合錠 | 初回:3,480円 通常:3,980円 | 初回:41,760円 通常:47,760円 |
ヤーズ配合錠 | 初回:7,780円 通常:8,280円 | 初回:93,360円 通常:99,360円 |
ヤーズフレックス配合錠 | 初回:8,880円 通常:9,380円 | 初回:106,560円 通常:112,560円 |
※診察代無料(低用量・超低用量ピルのみ処方の場合)
※当サイトからのお申し込みによる料金です。初めてスマルナを利用の場合、お一人様1回限り有効です。
3シートずつ決済プラン
全12シートを3シートずつ、4回に分けて決済・発送されるプランです。
1回目は処方後すぐ、2回目は76日後、3・4回目以降は84日周期でピルが届きます。
種類 | 1シートあたり | 決済金額 |
---|---|---|
フリウェル配合錠ULD | 3,980円 | 11,940円 |
ルナベル配合錠ULD | 6,780円 | 20,340円 |
ドロエチ配合錠 | 4,380円 | 13,140円 |
ヤーズ配合錠 | 8,680円 | 26,040円 |
ヤーズフレックス配合錠 | 9,780円 | 29,340円 |
※診察代無料(低用量・超低用量ピルのみ処方の場合)
1シートずつ決済プラン
全12シートを1シートずつ、12回に分けて決済・発送されるプランです。
1回目は処方後すぐ、2回目は20日後、3・4回目以降は28日周期でピルが届きます。
種類 | 1シートあたり | 決済金額 |
---|---|---|
フリウェル配合錠ULD | 4,180円 | 4,180円 |
ルナベル配合錠ULD | 6,980円 | 6,980円 |
ドロエチ配合錠 | 4,580円 | 4,580円 |
ヤーズ配合錠 | 8,880円 | 8,880円 |
ヤーズフレックス配合錠 | 9,980円 | 9,980円 |
※診察代無料(低用量・超低用量ピルのみ処方の場合)
※実際に負担することになる料金とは異なる場合があります。
口コミ
良かったポイント
スマルナ、チャットで問診完了しちゃった。低用量ピル使ったことがあって、追加でもらいたいだけならめっちゃ良いと思う。
調査媒体:X(旧Twitter)
スマルナのアプリ、UIが素敵だな。おしゃれであり、シンプルでわかりやすく、迷いなく進める。
調査媒体:X(旧Twitter)
残念だったポイント
スマルナの担当医師、急に休診するって言って今月から薬いきなり勝手に届かんくなった。すぐ他の人で再診したけど通知もなかったから困ったんだけど
調査媒体:X(旧Twitter)
基本情報
クリニック名 | スマルナ |
---|---|
公式サイト | 公式サイト |
発送日 | 最短当日発送 |
配送料 | 料金に含まれている |
割引情報 | 低用量ピル・超低用量ピル12シート一括決済で6,000円OFF |
予約方法 | アプリ |
診察方法 | ビデオ通話 |
受付時間 | – |
支払方法 | クレジットカード/NP後払い |
キャンセル方法 | – |
スマルナで処方する医薬品について
スマルナで処方される医薬品は国内で承認・使用されているものです。
また、適切な経路で医療機関に納入されており、安全性も確認されています。
\ 現役医師によるオンライン診療 /
ルナルナおくすり便
ピルの種類 | 低用量ピル |
---|---|
料金(税込) | ・低用量ピル:1,898円~ ※自由診療となります。 |
診察料金(税込) | 1,500円 ※初回のみ |
※実際に負担することになる料金とは異なる場合があります。
「ルナルナおくすり便」は、医師がチャットとビデオ通話で診療を行うサービスです。
初回のみ1,500円の診察代が別途かかりますが、送料込みで1シートあたり1,898円~(税込)と無理なく続けやすい価格になっています。
場所と時間を選ばずにスマホから受診が可能で、処方されたピルは自宅のポストへお届け。
病院に通う時間がない人でもスキマ時間を使って診療を受けられます。
ルナルナおくすり便のピルの料金
ルナルナおくすり便では、初回のみ診療料がかかります。
また、医師の診断の結果ピルの処方を受けられない場合は、費用は一切かかりません。
定期プラン 13シート
項目 | 料金 |
---|---|
お薬価格(1シート分) | 2,937円※送料込み |
初回のみ診療料 | 1,500円 |
配送/お支払い頻度 | 28日ごとに1シート 全13回 |
取り扱い薬剤 | マーベロン28 ファボワール錠28 トリキュラー錠28 ラベルフィーユ錠28 アンジュ28錠 |
キャンセル | 次回決済の前日までキャンセル料無しで解約可能(未決済分に限る) |
おまとめプラン 6シート
項目 | 料金 |
---|---|
お薬価格(1シート分) | 1,898円※送料込み |
初回のみ診療料 | 1,500円 |
配送/お支払い頻度 | 6シートずつまとめて 全2回 |
取り扱い薬剤 | ファボワール錠28 ラベルフィーユ錠28 |
キャンセル | 次回決済の前日までキャンセル料無しで解約可能(未決済分に限る) |
※実際に負担することになる料金とは異なる場合があります。
口コミ
良かったポイント
ルナルナのお薬便、便利すぎww一瞬でピル処方してもらえた。助かる〜!!!!
調査媒体:X(旧Twitter)
生理周期整えるためにルナルナおくすり便を初めて使ってみたんやけどメーーーーーーチャクチャ便利やな
子連れで自分の病院行きにくいから助かる...これからも使お
調査媒体:X(旧Twitter)
残念だったポイント
ルナルナお薬便、配達できないと送り元に返送されるらしいんだけど、1度も連絡来ないから間違いに気付かず3ヶ月分無駄に金払った
住所変わってから1回も届いてないしもう二度と使わない
調査媒体:X(旧Twitter)
基本情報
クリニック名 | ルナルナおくすり便 |
---|---|
公式サイト | 公式サイト |
発送日 | 最短当日発送 |
配送料 | なし |
割引情報 | – |
予約方法 | スマホ(アプリ) |
診察方法 | LINEのビデオ通話 |
受付時間 | 24時間いつでも |
支払方法 | クレジットカードのみ |
キャンセル方法 | アプリからの手続き |
ルナルナおくすり便で処方する医薬品について
取り扱い医薬品の詳細についてはルナルナおくすり便公式サイト「お薬の詳細」をご確認ください。
\ スキマ時間でスマホから受診 /
まとめ
今回は、低用量ピルの値段や処方時にかかる費用についてご紹介しました。
低用量ピルの値段や低用量ピルを処方するときにかかる費用が分かり、少しでも負担を減らして購入できるようになったかと思います。
最後にこの記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
- 低用量ピルは1シート当たり2,000~4,000円が費用相場
- 低用量ピルの種類ごとの値段相場は下記のとおり
第一世代の低用量ピル | ||
---|---|---|
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 値段相場 |
ルナベル(LD・ULD) | 2,000~2,500円 | |
フリウェル(LD・ULD) | 1,500~2,000円 | |
シンフェーズ | 2,500~3,000円 |
第二世代の低用量ピル | ||
---|---|---|
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 値段相場 |
トリキュラー | 2,000~3,000円 | |
アンジュ | 2,000~3,000円 | |
ラベルフィール | 2,000~2,500円 | |
ジェミーナ | 2,000~3,000円 |
第三世代の低用量ピル | ||
---|---|---|
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 値段相場 |
マーベロン | 2,500~3,000円 | |
ファボワール | 2,000~2,500円 |
第四世代の低用量ピル | ||
---|---|---|
低用量ピルの名称 | 保険適用 | 値段相場 |
ヤーズ | 2,000~3,000円 | |
ヤーズフレックス | 2,000~3,000円 |
- 低用量ピルの本体費用以外に必要な費用は下記のとおり
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
初診料(再診料) | 1,000~2,500円 |
調剤料(処方箋料) | 200~1,000円 |
検査費用 | 1,000円~ |
送料 | 500~700円 |
- 低用量ピルの値段を左右する要素は次の3つ
- 保険適用だと費用を抑えられ、自費診療だと負担額が増える
- 低用量ピルをまとめて購入できると費用負担を減らせる傾向がある
- 先発医薬品よりジェネリック医薬品の方が費用が抑えられる傾向がある
低用量ピルはオンライン診療を利用することで、費用を抑えて購入できます。
お財布に優しく無理なく継続するためにも、ぜひオンライン診療をチェックしてみてください。
※本記事の価格は基本的に税込価格で表記しております。
※アンケートの調査結果(2024年)
※2024年12月時点での情報です。
※ピルには日本国薬機法上の医療薬品として認証・承認を得ていない医薬品も含まれます。そのため、万が一施術後に違和感等ございましたら、すぐにクリニックまでご連絡をお願いします。
※避妊・美容等目的の場合は自由診療です。
※オンライン診療は、医師の判断により対面での診療へ変更となる場合もあります。また、医師の診断により医薬品の処方ができない場合もあります。
※オンライン診療における商品のお届けにかかる日数はお住まいの地域や発送業者、天候などにより異なります。