用語集:オンライン受診勧奨
「遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して患者の診察を行い、医療機関への受診勧奨をリアルタイムにより行う行為であり、患者からの症状の訴えや、問診などの心身の状態の情報収集に基づき、疑われる疾患等を判断して、疾患名を列挙し受診すべき適切な診療科を選択するなど、患者個人の心身の状態に応じた必要な最低限の医学的判断を伴う受診勧奨。
一般用医薬品を用いた自宅療養を含む経過観察や非受診の勧奨も可能である。
具体的な疾患名を挙げて、これにり患している旨や医学的判断に基づく疾患の治療方針を伝達すること、一般用医薬品の具体的な使用を指示すること、処方等を行うことなどはオンライン診療に分類されるため、これらの行為はオンライン受診勧奨により行ってはならない。
なお、社会通念上明らかに医療機関を受診するほどではない症状の者に対して経過観察や非受診の指示を行うような場合や、患者の個別的な状態に応じた医学的な判断を伴わない一般的な受診勧奨については遠隔健康医療相談として実施することができる。
出典:「オンライン診療の適切な実施に関する指針」平成30年3月(令和元年7月一部改訂)(厚生労働省)
▼さらに詳しく
【歯科医向け】オンライン診療や相談の違いや判断軸をわかりやすく解説!にて竹山旭先生がオンライン受診勧奨について詳しく解説してくださっています。こちらも合わせてご覧ください。以下内容は記事内容を抜粋。
【オンライン受診勧奨】
患者個人の心身の状態に応じた必要最低限の医学的判断を伴う受診勧奨をオンライン受診勧奨といいます。
実際の流れとしては、患者からの症状の訴えや心身の状態を問診ベースで伺い、疑われる疾患を判断→疾患名を列挙→受診すべき適切な診療科選択
→ 断言せずにお伝えする
更新日:2021/01/12