株式会社医師ともによる「花粉症のオンライン診療に関するアンケート調査」を実施されました。
オンライン診療は、インターネット上で病院やクリニックの予約や診察、医療費の支払いまでを完結できる点が魅力的な診療手段。コロナ禍で懸念される花粉症の治療難民にとってオンライン診療は突破口になりえるのか?
2020年11月26日(木)~12月13日(日)に20~80代の医師会員1155名が回答。『【医師1155名が回答】花粉症ってオンライン診療でも大丈夫?「賛成 or 反対」の理由を聞いてみました!~コロナ禍で懸念される花粉症の治療難民。オンライン診療はその突破口になりえるのか~』 を転記した記事です。
◆結果調査サマリー
1.花粉症のオンライン診療について「賛成」46%、「どちらでもいえない」45%
2.必見!花粉症と新型コロナウイルス感染症の見分け方について
※『【医師1155名が回答】花粉症ってオンライン診療でも大丈夫?「賛成 or 反対」の理由を聞いてみました!~コロナ禍で懸念される花粉症の治療難民。オンライン診療はその突破口になりえるのか~』の原文はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000023562.html)
花粉症のオンライン診療について「賛成」46%、「どちらともいえない」45%
全体的には「賛成」という意見が46%と最も多かったです。
しかし、花粉症の診療を担当している医師の方に限定してみたところ、詳細な症状等はオンライン診療から判断するのが難しいと考える意見が多く、「どちらともいえない」という回答が「賛成」を上回る結果になりました。
以下、「賛成」・「どちらともいえない」・「反対」の各回答の理由を一部抜粋してご紹介
<賛成派の意見①> 対面でなくても診療は可能である
・理想は鼻腔内などの診察をして薬の処方をするべきだが、市販でも同様の成分の薬が販売されていること、鼻腔内を診察しない内科の先生なども処方していることから、花粉症は問診のみでの処方が許容されてもよい疾患であると思う。(40代・耳鼻咽喉科)
・重篤化リスクが低い疾患のため、オンラインでも診療は可能だと考える。(40代・脳神経外科)
<賛成派の意見②> 感染リスクを防げる
・ほかの患者さんとの接触を心配しなくてもいいため。(30代・アレルギー科)
・花粉症患者は多く、外来待合室に多数の患者が集まることは、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの感染リスクを高めることになるため。(40代・精神科)
<賛成派の意見③> 利便性が高い
・医療機関側は対面での受診者数を減らせる、患者側は待ち時間や外出がなくなるといったように、双方にメリットがある。(20代・一般内科)
・勤務中の患者さんにとって、受診で時間を取られることはストレスにもつながるため。(60代・腎臓内科)
<どちらともいえない派の意見>
・舌下免疫療法は副作用でのアナフィラキシーがあるため、オンライン診療で行うべきでないと考える。治療内容によって診療方法を変更する必要がある。(50代・小児科)
・使い慣れている薬を継続処方する分にはいいと思うが、症状の変化や新しい薬を処方する際には対面診察の方がいい気がする。(30代・消化器内科)
・オンライン上では、患者さんによって信頼関係を築くのが難しいケースもある。(40代・一般内科)
<反対派の意見>
・花粉症の診断には、鼻腔内の観察や画像診断が必須である。(70代・耳鼻咽喉科)
・眼瞼(※まぶた)の症状はオンライン上では診えにくいから。(40代・眼科)
必見!花粉症と新型コロナウイルス感染症の見分け方について
花粉症と新型コロナウイルス感染症の症状は似ている点も多く、これからの時期は判断が困難になるのではないでしょうか。
今回、アンケートにご協力いただいた1,155名のうち、任意で296名の医師に「花粉症と、新型コロナウイルス感染症の見分け方について」お聞きしたところ、以下の特徴を挙げていただきました。
<発熱・倦怠感>
・全身倦怠感や呼吸器症状が目立つなら、花粉症よりも新型コロナウイルス感染症の可能性が高い。(50代・耳鼻咽喉科)
・無症状患者を除いて、新型コロナウイルス感染症の場合は発熱が症状にあらわれる。(20代・一般内科)
<味覚障害・嗅覚障害>
・鼻づまりの症状がないのに味覚や嗅覚がない場合は、新型コロナウイルス感染症を疑う。(40代・皮膚科)
<咳・くしゃみ>
・水のような鼻汁・くしゃみなど、むずがゆさが主体であれば花粉症の可能性が高い。(40代・小児科)
・強い咳は、新型コロナウイルス感染症寄りの症状である。(30代・循環器内科)
<目のかゆみ>
・目・のど・耳の痒みや、目の充血等の症状があれば、花粉症などのアレルギー症状を疑う。(40代・精神科)
・目のかゆみは花粉症の症状として特徴的である。(60代・一般内科)
<呼吸困難>
・呼吸器症状の強さは新型コロナウイルス感染症の特徴である。(50代・呼吸器内科)
上記の5つが主な見分け方として挙げられました。
しかし、多くの医師が「新型コロナウィルス感染症は、無症状の方から重症の方まで症状が多岐にわたっているため、安易な判断は危険である」と回答しておりました。
上記の見分け方については、あくまで目安の一つにしていただき、疑わしい場合は必ず医療機関の診断をうけてください。
「○○のアンケート調査を実施してほしい」といったご要望をお持ちのご担当者様、是非ご連絡をお願いします。
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