目次
更新:2020/04/30
▼コロナウイルス流行中のオンライン診療を行いたい場合の記事はこちら
【患者向け】コロナウイルス期間中にオンライン診療をする場合
どうやったら受けれるの?/手順や方法/オンライン診療Q&A/医療機関リスト
厚生労働省から出された内容をまとめた記事です。
オンライン診療とは
オンライン診療ってなに?
オンライン診療とは、スマートフォンやタブレットなどを用いて、病院の予約から決済までをインターネット上で行う診察・治療方法です。
医院に足を運び、診察してもらう方法を「対面診療」と呼び、ビデオ通話のように情報通信機器を通して診察する方法を「オンライン診療」と呼びます。
※患者の疾患や状態等によりオンライン診療を受けられない場合があるので、オンライン診療を受けたい場合は主治医に相談しましょう。
オンライン診療のメリット
■受付や会計の待ち時間が短縮される。
―診察が予約制になるので、待合室での待ち時間がありません。また、会計や処方薬の手配もオンライン上で行うためそれらにかかる待ち時間もありません。
■自宅や外出先で診察が受けられる。
―インターネット環境がある場所であれば、(病院・クリニックまで足を運ばずに)自宅や外出先からも利用できます。
■院内処方の場合くすりが自宅に届く。(※注意:院外処方の場合処方箋が届く)
―処方薬に関しては、自宅への郵送もしくは薬局での受け取りの二つの方法が主流となっています。郵送の場合、処方薬が自宅へ郵送されます。薬局での受け取りの場合は、都合の良い調剤薬局へ処方箋を提出し、受け取りに行きましょう。
■院内感染・二次感染のリスクがない。
―病院へ足を運ぶ必要がないので、他の患者と接触・二次感染の心配がありません。
オンライン診療が可能な事例(保険診療と自費診療)
対面診療(通常の院内での診察)と同様オンライン診療でも保険診療と自費診療があります。しかし対面診療の保険適応疾患や診療報酬点数の加算などとは異なる点があるため、
こちらの記事にて詳しく説明しています。(→「保険と自由」記事)
■オンライン診療:保険診療
現在のガイドラインでは保険診療の適用になる疾患には限りがあり、すべての疾患でオンライン診療を受けられるわけではありません。保険適用の疾患でも個人の状態等によりオンライン診療が出来ない場合や、医療機関がオンライン診療を導入していない場合もありますので、オンライン診療を検討している方は主治医へのご相談をおすすめいたします。なお、下記はオンライン診療ガイドラインにて診療報酬点数が制定されている保険適用の疾患の一例です。
オンライン診療で保険適応になる疾患例
☑初診から オンライン診療可能 →「禁煙外来やAGAなど」
☑再診から オンライン診療可能 →「慢性疾患・在宅診療 など」(→用語集リンク)
※2020年診療報酬改定により診療科が拡がる場合があります。
■オンライン診療:自費診療
クリニックにより様々ですが、自由診療としてオンライン健康相談やオンライン受診勧奨を行っているクリニックが比較的多数あります。保険診療、自費診療いずれも初診は対面診療となります。再診からオンライン診療に移行になった場合、診察料はクリニックが定める金額となりますので、クリニックのHPや受付などで確認してから受診しましょう。
オンライン診療の使い方
必要なもの
・オンライン診療アプリケーション
・スマートフォンやタブレット等の通信機器
・インターネット環境
※スマートフォンがあればオンライン診療を受けることが出来ます。
オンライン診療からくすりの受け取りまでの手順
お使いのアプリケーションや医療機関の診療方針により異なる場合がありますので、かかりつけ医療機関からの説明やアプリケーションの使用方法を参考にしてください。
※予約して診療してもらう予約診療イメージと似ています。
【初診】→【準備】→【診察】→【決済】→【処方】
【初診】
1.クリニックで初診(対面診療)を受ける(禁煙外来やAGAの場合はオンライン診療の初診OK)
2.医師と相談のもと、オンライン診療に移行する
【準備】
3.スマートフォンやタブレットに「オンライン診療アプリケーション」をダウンロードする。
※クリニックにどのアプリケーション名かお伺いください。クリニックによって異なります。
4.問診票の入力・保険証の登録等のユーザー設定を行う。
5.診療予約をとる。
【診察】
6.予約の時間になると医療機関の医師から発信されます
– ビデオ通話を開始する –
7.オンライン診療を受ける
【決済】
8.診察が終了したら決済に進む。
【処方】
9-1.くすりの郵送を希望する場合、自宅にくすりが届く。
9-2.薬局へ受け取りに行く場合は、自宅に届いた処方箋を持ち、調剤薬局でくすりを受け取る。
オンライン診療を行いたい場合は?※コロナ時限措置
更新日:2020/04/24
今回コロナウイルス感染の防止により、「受診歴がない初診患者にもオンライン診療を行える」ことが正式に発表されました。
しかし、医療機関の多くがオンライン診療を行える状態になっていないのが現状です。
初診または通院中でオンライン診療を行いたい方は、まずは近隣もしくはかかりつけの医療機関へご確認いただくのが良いかと思います。
※近隣のクリニックを探し、オンライン診療を行った後も医療機関に足を運べる医療機関を選ぶことが重要となります。
オンライン診療はすべての疾患ができるわけではなく、ご自身の状態などをお伝えし先生のご判断により行うことができます。
以上の内容が現段階でお伝えできる内容になります。(詳しくお伝えできず申し訳ないです。)
政府ならびにオンライン診療の指針や見解、どういった状態だと受診できるかなど発表された際はすぐに最新情報をアップしていきます。
日本医療ベンチャー協会による「オンライン診療対応医療機関リスト」が公開されました。
都道府県ごとに検索できるリストになっています。
未だ全ての情報が反映されている状況ではなく、各医療感やオンライン診療開発企業などの掲載作業状況により、
途中で情報が変更される予定だそうです。※1週間ごとに更新。
また医療機関の掲載同意状況により、本来は実施している医療機関が掲載されていないケースもございます。
ご理解の上ご確認ください。
(引用元:一般社団法人日本医療ベンチャー協会)
様々な医療サービス
様々な「診療」スタイルが私達の生活様式の多様化により展開されています。医療機関が提供する「オンライン診療」や「電話再診」、自治体や保健局が展開する「ホットライン」まで、これらは医療・健康サービスの一部ですが、違いや特徴を簡単にまとめてみました。
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MedionLife編集長。1994年生まれ 京都女子大学卒業。医療系IT企業に入社し、オンライン診療サービスの営業/コンサルティングに従事。オンライン診療情報サイトの重要性を感じたことからMedionLifeを立ち上げる。新しい医療を考える人たちのサポーターになっていきたいと考えている。